歯周病と高血圧
2025年03月8日
こんにちは、スマイルデンタルクリニック歯科衛生士の竹内です
日本人の40歳以上の約80%が歯周病にかかっているとされています
歯周病はお口の中だけでなく、高血圧をはじめとする全身の健康に影響を及ぼすことがわかってきました
そのため歯周病の予防や早期治療は全身の健康のためにとても大切です
今回は高血圧と歯周病の関係についてお伝えします
日本の高血圧人口は約4300万人と推定され、脳出血・不整脈・狭心症・心筋梗塞の発症率が高くなります
高血圧の薬の種類により、歯肉の腫れの原因となります
口内環境が悪いと歯肉は腫れ、歯肉からの出血も頻繁におきるようになります
高血圧の人の中等度歯周病の割合は健康な人の1.5倍と報告されています
薬の種類により、副作用として口腔乾燥を起こすことがあります
乾燥により、虫歯や歯周病などの口腔内の感染リスクの増加・口臭だけでなく、オーラルフレイルのリスクも高くなります
毎日のお口のケア、そして歯科医院で定期的にクリーニングをすることで健康な歯肉・歯を維持していきましょう!
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糖尿病と歯周病
2025年03月6日
こんにちは。
東船橋スマイルデンタルクリニック歯科医師武元です。
3月になりましたが、いかがお過ごしでしょうか。
今回は「糖尿病と歯周病の関連性」について話をしたいと思います。
~定義~
【糖尿病】=インスリンの作用不足によって慢性高血糖をきたし、長期化することで特有の合併症を生じるとともに、動脈硬化をも進行させる病気(日本糖尿病学会)
【歯周病】=細菌の感染によって引き起こされる炎症性疾患で、歯の周りの歯ぐき(歯肉)や、歯を支える骨などが溶けてしまう病気(日本臨床歯周病学会)
では一体、この2つのどこに関連があるのでしょうか。
一般的に下記のサイクルをたどります。
①慢性高血糖状態は、体内の血管を傷つけてしまい血流を悪化させることになる
②結果的に歯周組織にも血管が存在するので、歯周病リスクが上昇する
➂糖尿病患者の体内では防御機能が低下しているため、口腔内細菌が容易に繁殖しやすい
④歯周病による慢性炎症は、全身に炎症性物質を放出する
⑤炎症性物質はインスリン抵抗性を増加させ、血糖値のコントロールをさらに難しくさせる
また日本歯科医師会のHpによると、
「歯周治療で改善する糖尿病の検査値(ヘモグロビンA1c)の改善度は平均0.4%くらいと言われている。これは、糖尿病のお薬1剤分に匹敵するという人もいる。したがって、重度の歯周病を併発した糖尿病患者さんは、糖尿病そのものの管理の一環として歯周病を治療するとともに再発予防に努めることが大事です。」 との記載があります。
歯周病が重度になってしまうと、抜歯になる可能性が高まります。1本でも多くの歯を残して、健康な食事や生活を送れるといいですよね。
食事摂取などでお困りのことがありましたら、当院には管理栄養士がおります!
また定期的な歯周病のメンテナンス希望の方も受け付けております!
些細なことでも構いませんので、是非御相談下さい。
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指しゃぶり
2025年03月1日
千葉県船橋市東船橋のスマイルデンタルクリニック、歯科医師の宮野です。


先日、日本小児口腔発達学会に参加してまいりました。
学会にて、お子さんの口腔機能(食べる、飲み込む、話す、呼吸、睡眠など)を学んでまいりました。
そこで学んだ事を我が子への実践記録を定期的に本ブログにて発信していこうと思います。
我が家には3歳になる双子がいます。二卵性なので似てるわけではないのですが、同じ環境で育った子どもですが、口腔発達は明らかに違いが出てきています。
Aは市販のおしゃぶりを与え、1歳半頃に風邪を引いたことによりそのまま自然と卒業し、現在は特にお口に関して変な癖みたいなのはありません。(たまに口がぽかんとしてるかも)
Bは市販のおしゃぶりを与えてもほとんど咥えず、気づいた頃には指しゃぶりをし始め、現在も寝る時や車に乗っている時、テレビを見ている時などにやっています。
大きな違いは話し方です。
Aな特段違和感を感じないのですが、Bにおいてはよく「舌」が話している時に見えます。
これは正常な舌の位置で発音をしていないと言う事です。
この状態を「低位舌」といいます。
人間の口の成長の前提条件として、
唇がとじている。
舌が上顎にくっついていて静止している。
上下のは接触しているまたはそれに近い状態である。
この3条件があります。
Bは指が口に入っている。
舌が上あごについていない。
上下の歯は親指一本分離れている。
そんな状態なので、お口の成長が順調にいっていません。
上あごに何かがくっ付いているとリラックス(副交感神経が刺激)するらしく、
舌が何かしらの原因で上あごに付きにくく、その代償として指を口に入れたのかと推測します。
その結果、前歯は出っ歯気味になり、指しゃぶりの陰圧で左右の奥歯の幅が狭くなり歯並びが窮屈になって来ています。
これを小児口腔機能発達不全症といいます。
どうにかにして改善したい。大きくなって歯並びを良くするために歯を抜く矯正はさせたくない。今のうちから日常生活や癖を直して自然にあごや筋肉が成長してほしい。そんな願いから今回学会に参加し勉強してきました。
学んできたトレーニングを子どもに実践し、どのように変化するのかを今後観察し発信したいと思います。
お子さん、お孫さんが
お口をぽかんと開けている
くちゃくちゃ音を立てながら食べている
口で呼吸している
など些細な事でも気になる事がございましたらお気軽にお声掛けください。
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